Vigevano:ミラノ、ノバーラ、パビアどの都市からも約35kmといった便利な場所に位置する交通至便なロンバルディア州ビジェバノ市に
弊社は存在します。伝説を秘めた中世〜ルネッサンス期の遺跡や建築物、その中でもイタリア国民に強く愛され続けられているドゥカー
レ広場のスフォツェスコ城は、話題のヨーロピアン観光地として訪問者がたえません。 ティチーノ川が流れるロンバルディア州は、ビジェ
バノの平野1200〜1500もの運河を張り巡らせ、下水道・洗濯用水・動力としての水車の利用 外敵を防ぐ為の城の堀・農業用水・船の水
路など人々の生活に大きく恩恵を与えてきました。
1481年一代でミラノを国際都市に育て上げたルドウイコ・イル・モーロ公爵は、運河を利用してさらなる地域発展を目指しセエスィア川か
ら 更に水を引き運河の水力を高め水車の数を増やすと云う偉業を成し挙げました。まさに水車は、中世の大発明であり中世の産業革命
と云えるかも知れません。かのレオナルド・ダ・ビンチは、この地で動力としての水車方法をもとに種々の事象を研究しその成果の偉大さ
は各方面に今もしっかり痕跡を 残しており、その中でも農工業の発展と西洋の小麦粉中心の食文化としての基盤となる礎を確立させま
した。 今もビジェバノの郊外を散歩すると多くの古い水車に出会う事ができます。 製粉文化の奥の深さを感じるこの地で1936年伝統ある
製粉会社でありながら近代的な技術をとりいれた、モリノ・ビジェバノ社が設立されました。 昔ながらの製粉加工業ではありませんが伝承
され続けて来た製粉に対する『こだわり』の主張は今も変わることはありません。 現在優れた加工機械設備で小麦が製粉されています
が昔と変わらず大切に良質の小麦が毎日運ばれてきます。製粉業の原点は、 まさに自然の力を持った小麦と流れ続ける歴史から生ま
れた製造原理であります。


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